セロトニンと不眠症の関係
不眠症の悩みを持っている人は5人に1人と言われています。
原因は人それぞれ違いますが眠れなくなる体のメカニズムを知ることが解決に繋がることもあります。
セロトニンと不眠症の密接な関係について見ていきましょう。
幸せを感じるセロトニンとは?
セロトニンとは、脳の神経の1つで、交感神経と副交感神経(この2つを自律神経と呼びます)をコントロールしています。
私たちは、セロトニンが正常に働いていると精神のバランスも良く気持ちにゆとりがある状態で、幸せを沢山感じることができます。
逆にセロトニンの働きが悪くなると精神バランスが崩れて、落ち込んだり攻撃的になったりうつ病の原因になるとも言われています。
セロトニンは昼間、交感神経を刺激して私たちにやる気を起こし活動的にさせますが、夕方から夜にかけて働きが弱くなります。
セロトニンの働きが弱くなると、副交感神経が強くなり、心身共にリラックスして体が休まり眠くなってきます。
このようにセロトニンは睡眠をコントロールする大事な役割をしているのです。
セロトニンが不足すると不眠症になる?
自律神経をコントロールしているセロトニンが不足すると日常生活がスムーズにいかなくなります。
その症状は、夜眠れなくなる、夜中に何度も目が覚める、頭がボーッとしてしまう、精神バランスが崩れる等
これは、セロトニンが不足した時に起きる症状ですが不眠症の症状ばかりです。
セロトニンの増やし方
それでは不眠症にならないために、セロトニンを増やす簡単な方法を2つご紹介します。
1.朝太陽の光を浴びて20~30分のウォーキングをする
2.セロトニンを増やす食品をとり良く噛む
セロトニンを増やすには、3大要素が必要です。どれが欠けてもセロトニンは作られませんのでバランス良くとることが大切です。
★トリプトファンを含む食べ物
大豆製品・乳製品・卵・魚卵・ナッツ類・カツオ節・アボカド・バナナ
★炭水化物
ご飯・麺類・パン・芋類
★ビタミンB6
サケ・サンマ・サバ・イワシ・マグロ・カツオ、バナナ・ニンニク・生姜・豆類
まとめ
以上セロトニンと不眠症の関係はお分かりいただけたでしょうか?
不眠症になったら病院へ行くのも大事ですが、病院で処方される睡眠薬を長期間飲むと副作用が心配です。
少しでも薬を飲まずに済むように、自分でセロトニンを増やす方法を試してみてはどうでしょうか?
バランスの良い食事をとるのは難しい場合はセロトニンを増やしてくれる、植物の成分からできた天然サプリメントもおすすめです!