睡眠薬(睡眠導入剤)のメリット・デメリット
眠れない悩みを解決してくれる一番の近道は睡眠薬を飲むことです。
でも、睡眠薬のメリットとデメリットはご存知ですか?
お医者様に処方された薬だから安心しているという方でも知っておいた方が良いこともあります。
どんな薬にも病気の症状を和らげる代わりに副作用がありますのでしっかりと確認していきましょう。
睡眠薬のメリット
●寝つきが良くなる
早いものは10~15分で効果が出るため寝つきが良くなります。
●安心できる
薬を飲むことによって「眠れないストレス」から解放され安心できます。
●薬の持続時間を調整できる
薬の効果が持続する時間は4タイプに分かれますが、基本的には持続時間が少ないものから試していきます。
超短時間タイプ (作用時間1~4時間)
短時間タイプ (作用時間6~10時間)
中 間タイプ (作用時間15~28時間)
長時間タイプ (作用時間36~85時間)
●TPOで使い分けできる
中には、次の日早朝出勤で早寝するために飲むと翌朝スッキリ起きることができると、ここぞという時に飲む方がいらっしゃるようです。
睡眠薬のデメリット
●寝起きが悪い
中間タイプ・長時間タイプは起きてからも効果が続いているため、眠気が残ったり体がだるかったり、頭が痛くなることもあります。
●筋肉がゆるむ
体の足腰に力が入らず、フラフラしたり転んだりしてしまうため高齢者は危険です。
●記憶が飛ぶ
薬を飲んだ後すぐにベッドに入らないで起きていると意識がもうろうとして転んだりして記憶が一部飛んでしまうことがあります。
●リバウンドする
突然薬を止めることにより薬を飲み始める前より症状が重くなることがあります。止める時は少しずつ量を減らしていくことが大切です。
●情緒不安定になる
薬によりますが、不安になったり緊張したり攻撃的になることが稀にあります。
●依存する
薬を長く飲み続けることで、薬がないと眠れなくなってしまうことがあります。
まとめ
睡眠薬を飲むことによりメリットもデメリットもあります。
しかし、薬は飲みたくないという理由で慢性的な不眠症になって他の病気にもかかってしまうよりは、上手に薬を飲んだ方が良いかもしれません。
「薬を長く飲んでいるから効かなくなってしまうのではないか?」と心配するかもしれませんが、最近の睡眠薬はほとんど心配ないと言われています。
しかし副作用を感じた時は薬が合わないか強すぎる事もありますので、医師に相談することをお勧めします。
また、自己判断で薬を止めたり、量を増やすことは症状を悪化させるかもしれないので絶対止めてくださいね。
最後に
もちろん薬を使用せずに自然に眠れるようになるのが1番なので、まずは日常生活の改善や天然素材の安眠サプリなどを利用してみてください。
睡眠薬は最終手段と考え、できるだけ自然療法で眠れるようにがんばってみましょう!